書籍「霞ヶ関構造改革・プロジェクトK」の全体像
ここで簡単に全体の構成について触れておく。
本書は、大きく分けて総論編である第一部と改革案編である第二部からなる。第一部では、霞ヶ関における問題点とその原因についての考察や、改革案策定の前提となる霞ヶ関を取り巻く環境変化について分析を示し、さらに三つの柱からなる改革案の骨子のみを記述した。そして、それを受けて第二部で具体的に三つの改革案について詳細に記述した。
第一部ではまず、現状の霞ヶ関が国民にとってなぜ問題なのかについて記述してある。(1)「国民全体のため」という視点が欠如していること、(2)「商品」たる政策の質が低いこと、の二つを特に大きな問題として取り上げている。特に政策の質の低さについては、…敢妻析不足、△いつかの政策案を比較検討するための議論不足が大きな要因であると分析している。
次にこうした問題を生み出している霞ヶ関のシステム上の欠陥について考察を行った。(1)総合戦略を策定し、総合的に判断を下すというシステムが機能していないこと(組織面)、(2)硬直化してしまっている人事制度(人事面)、(3)業務があまりに非効率かつ不透明であること(業務面(仕事のやり方))、の三つが特に大きな欠陥であると我々は考える。
そしていよいよ中心部分である改革案について記述することになるが、その前に、改革案策定の前提となる時代認識、すなわち、世の中はどのように動いていて、どういった国家像を目指して霞ヶ関改革をするべきかについての我々の考え方を示している。この議論を抜きにしては、次代を見据えた改革案の策定はおぼつかないと考えるからである。具体的には、あるべき公共サービスの実現のために、官民その他が協力し合う「協創国家」、肥大化した行政機構のスリム化という意味では小さい国家だが、不測事態や危機に対して確固たる戦略を毅然と立てて国民の不安感を取り除くという意味では強い国家を目指す「小強国家」、そして最後に、右肩上がりの定量的な経済成長を目指すのではなく、多種多様な選択肢を持つことにより真の豊かさを目指すという意味での「真豊国家」である。
続いて、先述の問題点とこれらの大目標を見据えつつ、具体的な改革案の骨子を策定した。骨子は次の三つの柱からなる。すなわち、(1)総合戦略を策定し、争いのある問題について明確な判断を下す機能を実質化すること、(2)「国民全体のため」という点を意識した新たな評価指針に基づき、霞ヶ関の政策立案能力を高める人事制度を構築すること、(3)煩雑で不透明な業務の効率化・透明化を図ること、である。
以上が総論編である第一部の全体像である。
続いて、第二部では、第一部で記述した改革案骨子の三つの柱について、それぞれ詳述した。すなわち、総合戦略本部設置案、人事制度改革案、業務改革案である。
第一部の総論編は平成15年9月の会発足時から平成16年3月までの議論や、学者、霞ヶ関OB、マスコミ関係者などの有識者からのヒアリング内容を整理して取りまとめた「中間取りまとめ」がベースになっている。この「中間取りまとめ」において霞ヶ関の問題点や原因、霞ヶ関を取り巻く環境について取りまとめ、会のビジョンやミッションも決定した。同時に三つの柱からなる改革案の骨子も決まった。第二部の改革案編は、平成16年4月から17年9月までの議論を取りまとめたものである。中間取りまとめで出された改革案の骨子である三つの柱をさらに詳細に検討すべく、総合戦略本部設置検討部会、人事制度改革検討部会、業務改革検討部会の三つの部会に分かれてメンバーが議論した結果である。
前述のとおり、改革を進めるにあたり各界の方の見解をぜひ参考にさせていただきたいと考えているので、本書をご一読いただき、メールアドレス(tsukurukai2005@hotmail.co.jp)までご意見をお寄せいただければ幸甚である。
新しい霞が関を創る若手の会(法務省を除く1府9省の全てから参加)
代表 朝比奈一郎 副代表 小紫雅史
(総合戦略本部設置検討部会)
部会長 繁本護 副部会長 朝比奈一郎
部会員 井田俊輔 遠藤洋路 高田行紀
(人事制度改革検討部会)
部会長 木村伸吾 副部会長 井田俊輔
部会員 朝比奈一郎 遠藤洋路 大関由美子
宍戸剛 矢野正枝 芳野行気
(業務改革検討部会)
部会長 田中健二郎 副部会長 小紫雅史
部会員 朝比奈一郎 遠藤洋路 佐伯宜昭
富永健嗣 村上威夫 山下護
協力:環境省を変える若手の会
ここで簡単に全体の構成について触れておく。
本書は、大きく分けて総論編である第一部と改革案編である第二部からなる。第一部では、霞ヶ関における問題点とその原因についての考察や、改革案策定の前提となる霞ヶ関を取り巻く環境変化について分析を示し、さらに三つの柱からなる改革案の骨子のみを記述した。そして、それを受けて第二部で具体的に三つの改革案について詳細に記述した。
第一部ではまず、現状の霞ヶ関が国民にとってなぜ問題なのかについて記述してある。(1)「国民全体のため」という視点が欠如していること、(2)「商品」たる政策の質が低いこと、の二つを特に大きな問題として取り上げている。特に政策の質の低さについては、…敢妻析不足、△いつかの政策案を比較検討するための議論不足が大きな要因であると分析している。
次にこうした問題を生み出している霞ヶ関のシステム上の欠陥について考察を行った。(1)総合戦略を策定し、総合的に判断を下すというシステムが機能していないこと(組織面)、(2)硬直化してしまっている人事制度(人事面)、(3)業務があまりに非効率かつ不透明であること(業務面(仕事のやり方))、の三つが特に大きな欠陥であると我々は考える。
そしていよいよ中心部分である改革案について記述することになるが、その前に、改革案策定の前提となる時代認識、すなわち、世の中はどのように動いていて、どういった国家像を目指して霞ヶ関改革をするべきかについての我々の考え方を示している。この議論を抜きにしては、次代を見据えた改革案の策定はおぼつかないと考えるからである。具体的には、あるべき公共サービスの実現のために、官民その他が協力し合う「協創国家」、肥大化した行政機構のスリム化という意味では小さい国家だが、不測事態や危機に対して確固たる戦略を毅然と立てて国民の不安感を取り除くという意味では強い国家を目指す「小強国家」、そして最後に、右肩上がりの定量的な経済成長を目指すのではなく、多種多様な選択肢を持つことにより真の豊かさを目指すという意味での「真豊国家」である。
続いて、先述の問題点とこれらの大目標を見据えつつ、具体的な改革案の骨子を策定した。骨子は次の三つの柱からなる。すなわち、(1)総合戦略を策定し、争いのある問題について明確な判断を下す機能を実質化すること、(2)「国民全体のため」という点を意識した新たな評価指針に基づき、霞ヶ関の政策立案能力を高める人事制度を構築すること、(3)煩雑で不透明な業務の効率化・透明化を図ること、である。
以上が総論編である第一部の全体像である。
続いて、第二部では、第一部で記述した改革案骨子の三つの柱について、それぞれ詳述した。すなわち、総合戦略本部設置案、人事制度改革案、業務改革案である。
第一部の総論編は平成15年9月の会発足時から平成16年3月までの議論や、学者、霞ヶ関OB、マスコミ関係者などの有識者からのヒアリング内容を整理して取りまとめた「中間取りまとめ」がベースになっている。この「中間取りまとめ」において霞ヶ関の問題点や原因、霞ヶ関を取り巻く環境について取りまとめ、会のビジョンやミッションも決定した。同時に三つの柱からなる改革案の骨子も決まった。第二部の改革案編は、平成16年4月から17年9月までの議論を取りまとめたものである。中間取りまとめで出された改革案の骨子である三つの柱をさらに詳細に検討すべく、総合戦略本部設置検討部会、人事制度改革検討部会、業務改革検討部会の三つの部会に分かれてメンバーが議論した結果である。
前述のとおり、改革を進めるにあたり各界の方の見解をぜひ参考にさせていただきたいと考えているので、本書をご一読いただき、メールアドレス(tsukurukai2005@hotmail.co.jp)までご意見をお寄せいただければ幸甚である。
新しい霞が関を創る若手の会(法務省を除く1府9省の全てから参加)
代表 朝比奈一郎 副代表 小紫雅史
(総合戦略本部設置検討部会)
部会長 繁本護 副部会長 朝比奈一郎
部会員 井田俊輔 遠藤洋路 高田行紀
(人事制度改革検討部会)
部会長 木村伸吾 副部会長 井田俊輔
部会員 朝比奈一郎 遠藤洋路 大関由美子
宍戸剛 矢野正枝 芳野行気
(業務改革検討部会)
部会長 田中健二郎 副部会長 小紫雅史
部会員 朝比奈一郎 遠藤洋路 佐伯宜昭
富永健嗣 村上威夫 山下護
協力:環境省を変える若手の会
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